草木で木綿を染める2


左から
・マリーゴールド(椿灰汁媒染)■→マリーゴールド(焼きミョウバン媒染)■
・乾燥アカソ(椿灰汁媒染)■→生葉アカソ(椿灰汁媒染)■
・ウメノキゴケ(鉄媒染)■→ウメノキゴケ(鉄媒染)■
・ウコン(椿灰汁媒染)■→ウコン(椿灰汁媒染)■
・ヤシャブシ(鉄媒染)■→ウコン(椿灰汁媒染)■
重ねて染めると、糸の芯まで染料が染み込んだように感じます。
・マリーゴールドは予想より薄い染め上がりで、ウコンと見分けが付かない・・・。濃い目の染液で染め直し、ピカーッ!とした黄色にしようと焼ミョウバンで媒染するも、これまた予想と違い芥子色に・・・。あら~?
・アカソはやっぱりピンクに染めたかったので、生の葉で染め直すことに。大きく成長して花をつける前に株を刈り込んでおいたところ、後から柔らかい新しいアカソが伸びていました。それを採取して煎じたところ、いつもより量が少なくても、とても濃い染液がとれました。結果ピンクというには渋くて濃い色に染まりましたが、これはこれで良いかな・・・。
・ウメノキゴケは染料も媒染もそのままで、濃度を上げて染めて濃い紫になりました。
・ウコン染めは日光に弱い! 色がぬけてしまうのです。なので濃い目に染めました。画像は天日干し前なので、眩しい黄色ですが・・・日の下でどう変化するのやら。
・ヤシャブシは1回目から良く染まりました。が、他の色が薄かったこともあり浮いた感じの濃いグレー。ウコンを重ねて染めたところモスグリーンぽくなり、秋らしく他の色とも馴染んできました。
これも天日干し前なので、乾燥するとどうなるかな。
今回は予想外の色が多かったです。今まで草木染めというと、シルク・ウールで染めてばかり。木綿で5種も染めるのは初めて。それに重ね染めも滅多にしないので、この染色は勉強になりました。
ウコンとヤシャブシがどうなるかな~。
我が家は三方を山に囲まれているので、夏でも夕方4時には山の影に入ってしまいます。西日も差し込まず涼しいのは良いのですが、糸を干すには時間が足らぬ・・・! 隣家の庭先や、下の道路に『すいません、糸干させてくださ~い』とか言いに行くのもなあ・・・。
今日は予想と違って晴れたけれど、明日はどうかな。天日干しできるといいな。
| 草木染 | 17:37 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
Oh!
草木染1年生の私は染まりやすいウールばかり染めていますが実は綿好きなのです。
でも難しそうでまずはウールで楽しんでいます。
初めの色も淡くて好きですが重ねたものはさすがにはっきりした色ですね。
綿は濃染処理が必要と聞きますがこれもされたものでしょうか?
| おはこ | 2006/09/12 19:34 | URL | >> EDIT