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染織日記+あるふぁ 〜 染めて織って縫っての制作日記 と 日々のあれこれ小さな出来事日記。 ごゆるりとお付き合いをお願いいたします。

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紅花染め・紅色を染める

前日の黄染めから引き続き、今日は紅染めです。


↓画像は黄色素を洗い流した紅花に、わらの灰汁を加えたものです。灰汁を加えて揉むと紅色素がしみ出てきます。わら灰汁の他に、ソーダ灰、炭酸カリウム水溶液を使う方法もあるようです。紅色素はアルカリ性の水に溶け出します。
070221a抽出中・・・
灰汁を加えて一晩置きました。固く絞ると赤茶色の液がとれます(画像左)。これで紅色が染まるのか? と不安になる色・・・。わら灰汁でアルカリ性のままでは染められないので、酢(酸性)を加えて中和します。酢は米酢を使いました。すると、赤茶色の液が赤に変わりました(画像右)。
070221b中和完了
ようやく染めに入ります。染めるのは絹糸。寒中の染めの方が澄んだ色が染まるということで、あったか~い日射しを避けて家の裏の流しで染め開始。さ~む~い~。中和した染液につけると、あっというまに糸が淡い紅色に。糸を繰っていると色が徐々に濃くなってきます。両方とも絹糸なのですが、真綿のほうが色素が入りやすいのか濃く染まりました(画像左)。染めた糸は水洗い、脱水後に酢を入れた水につけ込みます。色素を糸に定着させ発色させる為です。酢はクエン酸を水に溶かして使いました。色の鮮やかさが増します(画像右)。
070221c染色中・・・
うう~ん・・・すごい目に眩しい色に染まった・・・これ紅色? 左端の淡いピンクは、絹糸を染めた後の残りの染液で染めたウールです。これは柔らかい色に染まりました。
070221dぴかぴかピンク
【今回の紅染めの材料】
紅花餅44g・わらの灰汁・米酢・クエン酸
【参考】
婦人画報社『美しい着物2006春号』
おいしい山形ホームページから『紅花について・紅花染めのしかた→
日本ヴォーグ社『草木染めを楽しむ』林 泣童/著
070221e染め上がり
紅花餅44gから黄染めの絹糸1綛とシルクマフラー1枚。紅染めの絹糸2綛とウール1綛、シルクマフラー2枚を染める事が出来ました。

明るいピンクに染まるのは知っていたけど、ここまで派手な色とは・・・。自分で染めてみて改めて驚きました。あの花からこの色が染まるのか~~。植物って不思議だ。
今年も紅花餅を作って、来年は重ね染めをして濃い紅色(唐紅)に挑戦してみたいです。

| 草木染 | 16:18 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

あの時のがこうなりましたかー!!
とても華やかだけど、やさしい色ですね。
ウールは高温にしないと染まらないと紅花の赤を諦めていたけど、薄くなら染まるのですね。
紅花餅が入手できるところがあるので(大変なところを自分でやらずに、ずるいのですが)やってみたくなりました。
紅花餅づくりから染めをされるトコさんに頭が下がります・・・

| おはこ | 2007/02/22 05:53 | URL | >> EDIT

>おはこさん
こうなりました~。
今日、乾いた糸を見たら画像より少し薄く、優しいピンクになっていました。
>ウールは高温・・・
あ・・・全然考えていなかった・・・。
ウールのピンクは、絹糸とシルクマフラーを染めた後の残液で染めたものです。紅色がわずかに残っていた残液が、ウールを染めた後は茶色になっていました。冷たい水で染めましたが色素の吸着はとても良いようです。最初から染めたらもっと濃く染まりそう。
ただ、堅牢度が気になるところです。

| トコ | 2007/02/22 17:37 | URL | >> EDIT















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